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「ことば」に秘められた響きを味わい尽くすこと

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 これが「*言語造形」という「ことばの芸術」の目標とするところです。

 私たちが相手に言葉を発するとき、実は、私たちは、相手を言葉という空気で包んでいます。

 同じ内容の言葉でも、ある人の言葉を聞いてほっとしたり、ある人からは強さ、重さ、気怠さ、軽さを感じるのは、空間に放たれる言葉の持つ法則の威力だと言えます。

「ことばに潜む法則」を紐解いていく要素は、呼吸であり、音であり、音韻であり、リズムであり、強弱であり、軽重であり、色であり、形であり、エネルギーであり、心であります。そして、もっとも肝心な要素が、呼吸であります。

 

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「ことば」に仕える自分という存在を観る

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 言語造形に取り組む、ということは、自分をさらけ出してすべてを吐き切り、

そこへ入ってきた神々の息吹を迎え入れるという深い呼吸が前提になっています。

 これはつまり、ことばは叡知を持って天から与えられた、そして、人間の中にことばとして潜んでいる、という考えが元にある、ということです。

 お稽古では、時には1文字、時には1文を解き放っては聴き取る、という作業をします。しかし、これは決して反復作業ではなく、毎回が生み出す行為なのです。

 

 そして、この生み出す行為に魂を懸けるのが、芸術的言語創造行為です。

 

 そうして、もっとはっきり言うなれば、

「言葉は道具であり、人間は機械であり、人間には自由意志は存在しない」

と思われるような現代の社会において、

もはや、そのような時代は過ぎ去り、これからは与えられた恩寵としてのことばを天上に返していくのが人間の置かれた立場である、と自覚することが、言語造形をする人であり、またその立ち位置を探求する芸術の一つが、言語造形であると言えます。

     

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とはいえ、今は、生活のスピードが速いので、それに合わせた話し方をしたい

と思われる方も多いことでしょう。

「どうすれば、人に伝えられる言葉が使えるだろう」

「もっとはっきり話せればよいのに」

という具体的な言葉の扱い方に悩む方も多いことと思います。

さらにお知りになりたい方は、こちらご覧ください。

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